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2025.04.19

イベント警備について

(目次)

 1.イベント警備とは…?

 2.交通誘導警備と雑踏警備の違い

 3.雑踏事故について

 4.弊社におけるイベント警備の実績

 

 1.『イベント警備』とは…?

イベント警備を知るには、まずはどういうものが”イベント”に当たるのかを知る必要があります。

 

・スポーツイベント

・花火大会

・コンサート

・パレードやマラソン

・博覧会

・初詣 

・各種施設での催し物 など

 

以上、このように多種多様な行事が一般的に”イベント”として認識されています。

 

それでは、本題の『イベント警備』とはどういったものなのか。

簡単に言うと、『イベント警備』とは、前述に挙げた各種イベント・行事において、様々な事故を防止する警備業務となります。

 

これから『イベント警備』をさらに解説していくうえで、先に、警備業務とはどういったものがあるのかを知っておくと、

認識しやすいかと思いますので、まずは警備業務の種類についてお話していきます。

 

警備業務の種類は大きく4つに分類することができ、警備業界では、警備業法の条文に沿ってそれぞれ、

1号業務、2号業務、3号業務、4号業務と言われています。

 

1号業務…施設警備、空港保安警備、保安警備、巡回警備、機械警備

2号業務…交通誘導警備、雑踏警備

3号業務…貴重品運搬警備、核燃料物質等危険物運搬警備

4号業務…身辺警備

 

この中で『イベント警備』とは2号業務の警備業務が該当します。

 

 1.交通誘導警備と雑踏警備の違い

 

さて、2号業務の中には、前述の通り、”交通誘導警備”と”雑踏警備”があります。

ここではその2つの警備業務の違いについてお話していきます。

 

【交通誘導警備】

主に工事現場や、商業施設の駐車場などにおいて、付近を通行する人や車両の安全を守り、

また、交通事故や交通渋滞を防止・軽減する警備業務を、交通誘導警備といいます。

 

【雑踏警備】

人が混雑する場所において、雑踏事故が発生しないように通行する人々(群衆ともいいます)の安全を守り、

けが人の発生を防止する警備業務を、雑踏警備といいます。

 

イベント警備においては、両方の警備業務が携わる事になります。

 

まず、交通誘導警備の観点から。

・イベント会場の駐車場への誘導案内

・駐車場内での誘導案内

・道路を横断する歩行者の誘導

・イベント会場や駐車場周辺の交差点での誘導案内 等々

混雑時は、人と車両が入り乱れているため、交通事故が発生しないよう特に注意をして誘導する必要があります。

 

次に、雑踏警備の観点から。

・イベント会場へ向かう人々への広報や誘導案内

・イベント会場での群衆の整列案内・入場規制

・雑踏事故が予見される箇所への規制

交通誘導警備と同様に、混雑時に人が押し寄せて雑踏事故が発生する恐れがある為、混雑時の広報と規制は特に重要な業務となります。

 

 1.雑踏事故について

 

前項で度々出てきた、『雑踏事故』という言葉。

あまり聞き覚えの無い言葉だとは思いますが、イベント警備、特に雑踏警備においては重要な言葉となります。

ここで、日本や世界各国で発生した雑踏事故の事例を2件紹介させていただきます。

(出典:フリー百科事典「Wikipedia(ウィキペディア)」より)

 

【明石花火大会歩道橋事故】

2001年7月21日 兵庫県明石市 死亡11名 負傷183名

 

JR朝霧駅南側の歩道橋において、駅から来た客と花火大会の会場から来た客が合流し、

異常な混雑状態(1㎡当たり13~15人)となり、『群衆雪崩』が発生した事故。

死亡した方の全員が全身圧迫による圧死でした。

 

※『群衆雪崩』とは…

雑踏の中で一人または数人がバランスを崩して倒れたことによって、周辺の人々が連鎖的に転倒し、

折り重なってしまう事故のことを言います。群衆の密度が高い状態の階段や坂道等で発生しやすい事故です。

 

この事故を教訓として、警備業法等が改正され、警備業務検定(国家資格)に『雑踏警備』が新設されました。

 

【ソウル梨泰院雑踏事故】

2022年10月29日 韓国 ソウル梨泰院(イテウォン) 死亡158名 負傷196名

 

梨泰院駅から世界料理街へと繋がる道路上(横幅3.2mの狭い坂道)において発生。

韓国ドラマの舞台にもなっており、コロナの規制が解除された年のハロウィン時季と重なっていた事から、

数千人が坂道に押し寄せている状態で、『群衆雪崩』が発生した事故。

 

これはまだ皆さんの記憶に新しい事故ではないでしょうか。

この事故を教訓に、日本のハロウィンの雑踏規制も強化されました。

 

このような雑踏事故を防ぐ為には、群衆が密集しないような適切な誘導案内、広報が必要です。

それでも密集が避けられないようであれば、密集が予想される地点への一時的な流入規制、

密集していない通路への迂回案内等、必要な措置を取り、雑踏事故を未然に防がなければなりません。

 

 1.弊社におけるイベント警備の実績

 

ここで、弊社でのイベント警備の実績を紹介させていただきます。

 

・九州唯一の国際公認サーキット場『オートポリス』 主要レース・花火大会

 

・神社 初詣・夏祭り

 

・各種お祭り・花火大会など

 

・郡市対抗熊日駅伝

 

・東京2020オリンピック 本大会(神奈川の会場)・聖火リレー(熊本県内ほか)

 

ほか、各種商業施設での駐車場警備をはじめ、大中小様々なイベントにおける、交通誘導・雑踏警備、駐車場整理を行っています。

 

弊社ではこのような実績もあり、イベント警備の経験豊富な警備員が多数在籍しており、雑踏警備業務検定2級の資格を

 

イベントを開催するにあたり、警備員が必要な際には、イベント警備の経験豊富な

「あおい警備保障」までご連絡お待ちしております!